# wings42 v3 ビルドガイド
# 1. キット同梱品以外に用意するもの
参考に購入サイトを併記していますが、その他の場所でも購入いただけます。
# ケーブル
# オーディオ用ケーブル 3極(TRS) or 4極(TRRS): 1本
キーボードの左右間通信に使います
# USBケーブル:1本
PC、スマホとの接続に使います
# Choc v2互換 スイッチ(LOFREE Shadow Seriesを含む)をご使用の場合
# Choc v2互換 スイッチ(LOFREE Shadow Seriesを含む): 42個
# Choc v2互換 キーキャップ1U 42個
- Gravity Keycaps MX – Daily Craft Keyboard (opens new window)
対応キーキャップが少ないのでこちらをご使用するのをおすすめします
# Choc v1スイッチをご使用の場合
# Choc v1スイッチ
# Choc v1互換キーキャップ
- Gravity Keycaps Choc | Daily Craft Keyboard (opens new window)
- Choc v1互換キーキャップ | Daily Craft Keyboard (opens new window)
# 工具
こちらを参考に工具を揃えてください
# 2. 同梱品の確認
組み立て前に同梱品の確認をお願いします。
不足品などありましたら問い合わせフォーム (opens new window)からご連絡ください。
ProMicro:2個
SMDダイオード: 46個+予備
ProMicro保護プレート: 2枚
コンスルー:4本
TRRSジャック: 2個
タクトスイッチ: 2個
ネジ(8mm) : 22本
低頭ネジ(5mm):8本
スペーサー(6mm): 8本
スルーホールタップ:14個
クッションゴム: 12個
トッププレート:2枚
基板:左用・右用
ミドルプレート:2枚
ロウアーミドルプレート:2枚
ボトムプレート:2枚
# 3. 組み立て
# 概要
- 基板に対して色々な部品をつけ、プレートを組み合わせていきます
- 各プレートはねじ留めにより固定します
# ヒント
- プレートの側面は白っぽい色になっているので、マッキーなどマジックで側面を塗ってあげるとシックな感じになります
- 側面以外にはみ出さないように注意!
- プレートを組んでからでは塗りにくいので、もしやるのであれば最初にやっておくことをオススメします
↓
# 4. ダイオードの取り付け
※以降、基板が旧バージョンだったり、色々なキースイッチの物があります。
多少の差異はありますが基本的な構造は同一になっています。
ご容赦ください。
# 知っておきたいこと
- ダイオードは各キースイッチの動作を正しく認識するためにつけます
- ダイオードには向きがあります(一方向にしか電流を流さない)
- ダイオードの向きが逆だと、対応するキースイッチが反応しないので向きに注意してください
# 実装箇所
- 基板の裏面に実装していきます
- 片側23個、全部で46箇所あります
- 黄色の部分はキー拡張用のダイオードになります(キー拡張を使わなければいらないのですが、あとからつけるのも面倒なので全部つけちゃいましょう)
# 取り付け
# SMDダイオード
- wings42では、プレートを密着させるためにSMD(表面実装用)ダイオードを採用しています
- チップが小さく、慣れないとハンダ付けが難しいかもしれないですが、頑張ってください!
- うまくいかない時はフラックスを塗布してあげるとやりやすくなります
# ダイオードの向き
- ダイオードの縦線が基板上のシルクで書かれた縦線の方になるようにしてください
# 準備
- 小さい部品で数が多いので作業しやすいように準備をします
- ダイオードをつける方向は同じにしてあるので、ダイオードも向きを揃えておくと作業がしやすいです
- ダイオードの線は見にくく、揃えるのが大変なのでテープなどで工夫している人が多いです
- 自分は両面テープにそのままくっつけて、先端が薄いタイプのピンセットで取っています。
(精密ピンセット わし口タイプTS-15 (opens new window))
# ハンダ付け
- 片方のパッドにハンダを付けて盛る(予備ハンダ)
- 予備ハンダを溶かして、ダイオードの片方の足をハンダ付けする
ダイオードが浮いてしまった場合は指やピンセットで押さえつけながら、ハンダを温め直してください(火傷に注意!)
- もう片方の足をハンダ付けする
(やりやすいように基板ごと回転などしてください)
- ハンダが乱れている箇所があればフラックスを塗り、温め直すとキレイになります
少ない所はハンダを足したり、盛り過ぎているところはコテ先でさっとハンダを取るなどして調整してください
左右のプレート両方に付けたら完了です!
次のステップに進む前に2つ確認をしてください
- ダイオードの向きが合っていること
- ハンダ付けし忘れている箇所がないか
この2つは慣れている人でもやりがちなことです。
後工程になればなるほど修正が辛くなるので、今のうちにちゃんと確認しておきましょう!全て付け終わった状態です
# 5. キースイッチの取り付け
# トッププレートのアクリル保護紙を剥がす
- プレートの保護紙を剥がします(剥がれにくい場合はテープや、水でちょっと濡らすと剥がれやすくなります)
# トッププレートの取り付け
- 基板の上側(ダイオードついてない方)に形が合うように、そのまま載せてください
# スイッチの取り付け
スイッチのピンが穴を通るように取り付けていきます
全てのスイッチを取り付けてください
# はんだ付け
反転させます
スイッチのピンにはんだ付けをします
スイッチを差し込むときに、ピンが曲がってしまうことがあるので、必ず2本のピンが穴から出ていることを確認してください
全てはんだ付けできたら完了です
# 6. TRRSジャック、リセットスイッチの取り付け
# リセットスイッチの取り付け
- 上から差し込みます
- 反転して、足を内側に折り曲げて高さを低く抑えてください(下のプレートと干渉してしまうため)
- はんだ付けをします
# TRRSジャックの取り付け
- 上から差し込みます
- 浮かないようにマスキングテープなどで固定してください
- 反転して、はんだ付けをします
# 7. Pro Microの取り付け
# コンスルーの取り付け
DANGER
Pro Microの袋に一緒に入っているピンヘッダは使用しません。
ProMicroの部品のついていない平らな面が上になるように組み立てていきます
コンスルーには向きがあります。窓(四角い穴)がある方を上側(ProMicro側)にします
また、窓は片面にしかついていません。窓のついている面が同じ方向にくるようにしてください
基板に差し込んでからはんだ付けするとずれないのでやりやすいです(写真はstickey4)
はんだ付けをします。Pro Microとコンスルーの間に隙間が空かないように気をつけてください
WARNING
コンスルーの抜き差しは、同一スルーホール穴に対して50回以下となっています。頻繁な抜き差しは控え、丁寧に扱うようご注意ください。
# ProMicroの取り付け
- 図のようにシルク沿って差し込んでください
# 8. ファームウェア
ファームウェアの書き込みを参考に書き込みを行います。
wings42 rev2 のファームウェア | Remap (opens new window)を使用してください。
v3でも共通してファームウェアのバージョンはrev2なのでご注意ください。
# 動作確認
ここで一旦、動作確認をします。
USBケーブルを外してください。
USBケーブルを差したままTRRSケーブルを抜き差しすると故障の原因になる可能性があります。
# 接続
- TRRS or TRSケーブルで左右をつなげます
- PCとキーボードをUSBケーブルでつなげます(左側につけてください)
# 確認
- 再度Remap (opens new window)を開いてください
- 拡張機能などでアルファベットに対してショートカットキーが割り当てられていると干渉する場合があります。そのような拡張機能はオフにしておいてください(Vimiumなど)
- 「START REMAP FOR YOUR KEYBOARD」をクリック
- 「+KEYBOARD」をクリック
- 「wings42」を選択して、「接続」をクリック
- キーボード画像右下の「・・・」から「Test Matrix Mode」を選択
- 各キーを押して、正常にPCに送信されていると色がつきます
- 全てのキーに色がつくことを確認してください
- 反応しないキーは正常に動いていません
- 下記を確認しください
- ダイオードが正しい向きでついている
- ダイオードのはんだ付けがされている
- キースイッチがはんだ付けされている
- 正しくつけられているように見えても、はんだ付けがうまくいってない場合があります
- ダイオードのハンダをハンダゴテで温め直してみてください
- キースイッチのハンダをハンダゴテで温め直してみてください
- これでも治らない場合はサポートしますのでご連絡ください
- 下記を確認しください
# 9. プレートの取り付け
一旦、ケーブルは取り外してください。
# プレートを重ねる
- 基板の裏側からミドルプレートを重ねます
- ロウワーミドルプレートを重ねます
- ボトムプレートを重ねます
# スルーホールタップの取り付け
- ボトムプレートの穴に、スルーホールタップを入れます
- スルーホールタップを手などで抑えて、逆側からねじ止めをします
- (オプション)
スルーホールタップはハンダ付けすることも可能です。
固定しやすくなりますが、手に触れる部分ですので、ご使用になる場合は無鉛ハンダをおすすめします。
# Pro Micro保護プレートの取り付け
※拡張プレートを利用する場合はスキップ可能です
- セロテープなどを利用してプレートの保護紙を剥がします
- ねじ(4mm)とスペーサーをつけます
- 上から乗せて、手で支えながら反転します
- 下からねじ止めをします
# ゴム足をつけます
- つける位置はお好みで。
# 10. キーマップ
Remap (opens new window)でキーマップを変更してみてください
拡張プレート →