# MJF製のキーキャップを蜜蝋ワックスで保護する
Gravity Keycaps (opens new window)や"3D" キーキャップ (opens new window)はMJFという方式で3Dプリントされています。
ナイロンの粉末を焼結させて造形していて、異方性がなく強度が得やすいなど利点があります。
欠点としては、あまり密閉性が無いため、液体(水や油など)が染み込みやすいです。
キーキャップとして使う場合は汗や油などが染みて汚れてしまうことが考えられます。
その対応として、あらかじめワックスを塗り込んで汚れを防止するといやり方があります。
必須ではありませんが、汚れが気になる方への参考として、私のやり方をご紹介します。
# 用意するもの
# 蜜蝋ワックス
私が使っているのはこちらで、たしか東急ハンズで売ってたので選んだものです。
尾山製材株式会社 木工用みつろうクリーム200g (opens new window)
200gだと、キーキャップに使う分には多すぎるので、
尾山製材株式会社 木工用みつろうクリーム10g (opens new window)
くらいでも良いと思います。
他商品と比較はしていないですが、品質に問題はないと思います。
# 布、付箋布
蜜蝋の説明書には「乾いた布」と書いてあったので適当な布があればそれで良いと思います。
私は家にあった、ワイプオール X70 不織布ワイパー (opens new window)というのを使っています。
そこそこ厚さがあるので、使いやすいです。
これもでかいので四つに切っています。
キムワイプでも良いけど、薄いので破けやすいと思います。
# 手順
キーキャップについたゴミやホコリを取り除く
布にワックスを馴染ませて、軽く広げるように塗る
気温が低いと固まってやりづらいので、体温などで温めて布に馴染ませましょう。
個人的には、指の当たる表側だけ塗る感じでも良いと思います。裏はスイッチと接触したり内部に入り込むと厄介なのでほぼ塗っていません。
左が塗布済み、右が塗布前
布には染色が溶けて色がつきます
塗布直後。まだテカテカしてます。
30分程度放置し、乾拭きして仕上げる
しっとりした感じになっていると思います。
気になるようでしたら、さらに乾かして乾拭きすると良いと思います。
また重ね塗りもOKのようです。